こんばんは!
シニア女性へのキレイのお手伝いが毎日楽しいぶぶこです。
もう歳だし面倒臭くなっちゃって。染めるのやめようかしら…
最近、肌や髪質が変わったみたいで合わなくなってきた。
カラー剤ってどうしたらいいの?
このつぶやき、お店でもよく聞きます。
私が白髪染め問題を解決するにあたりいちばん重要視するのは、
それぞれの頭皮や髪質の個性です。
その方が個人にとってヘアスタイルもいちばん素敵に提供できるからです。
最近ではグレイヘアーも人気で素敵に見える方法もありますが、やっぱり染めてないと落ち着かない方も多いのは事実です。
結局、自分にいちばん合った解決方法がわからないから悩んでるんだよ~
大丈夫です!
白髪の問題を解決して自分のいちばんベストなスタイルはつくれます!
今回の記事は、
「白髪染めをやめるか続けるか」を悩んでいる人が、
どうすればいちばんベストなスタイルがつくれるか自己判断できる
記事となっています。
オススメです
- 白髪でもおしゃれに見える人ってどんな人?
- 白髪染めをやめるべきか悩んでいる
- 白髪になったら本当に楽なのか知りたい
- 白髪染めの種類がいろいろあって迷っている
この記事を書く人

◇現役美容師(高齢者メイン)
◇髪質や悩みに合った白髪染めを提供・施術するのが得意
◇白髪が似合う方へは染めるのをやめる提案もする(営業度外視)
私自身も数年前からおしゃれ染めから白髪染めにシフトしたばかりなので、白髪と向き合っている真っ最中です。
この記事を読むと、白髪にしてもいいのかもしくは白髪染めを続けるべきかが簡単にわかるようになっています。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
白髪のままでもおしゃれになれる

もう染めたくない!
今は白髪でも素敵な人もたくさんいますから、それも選択肢のひとつですよね。
白髪でも疲れきって見える人とはつらつと輝いている人がいます。
何がちがうのだろうと10年近く注意深く見ていて、
1000人近く接した中で白髪でもおしゃれに見える人の特徴がわかりました。
- 黄ばみのない白髪(青みがある)
- 緩やかなウェーブがある
- 定期的にメンテナンスして髪をパサつかせない
- 普段から眉を描いて口紅だけでも塗っている
- 華やかな色の服を着こなしている
- 姿勢が真っすぐで背中が曲がっていない
これを見てハッとお気づきになった方もいませんか?
女優の草笛光子さんがまさにこれに当てはまります。
最近だと中尾ミエさんも素敵ですよね!
女優さんのようにはさすがに難しいですが、身だしなみの一つとしてちょっと整えておくだけで素敵な雰囲気になれるのは間違いありません。
つまり「白髪だから楽になる」ということではなく
「白髪なりにメンテナンスをする」必要がある
ということになります
白髪を「グレイヘアー」と言うためには
やっぱりお手入れは大切なの☆

最近では、
白髪=隠すもの
といった偏った風潮も消えつつあります。
またひとつ年齢の呪縛から解放されるのはとてもいいことですよね。
実際に私が担当しているお客様の中にもとても素敵なグレイヘア・プラチナヘアの方が何人もいらっしゃいますし、私自身もいつかはあんな素敵な髪になれたらいいと思うほどです。
ですが、多くの高齢者の方々と接するにあたり自分なりに見えたことがあります。
それは
染めない選択が誰にでもいい影響を与えるわけではない
ことも起こりうるということでした。
白髪にすることのメリット・デメリット
メリット
白髪染めに追いかけれらなくなる
染めるのをやめたくなる理由はダントツにこれです。
髪の毛は1か月で約1㎝伸びてしまうので、地肌から見える白髪が気にになる方はひと月も待たずに染めてしまうということが多いですね。
自分で染めるには疲れる、美容院に行くのもお金が買って時間もかかる。
毎月となると疲弊してしまいますよね。
節約になる
セルフで染める方はそれほどではありませんが、美容室に言って染める場合は毎月安くても約4000円~ですから出費がかさみます。
染めるのを止めることでトータルでの年間の出費はだいぶ抑えられます。
髪の毛が傷まなくなる
これは一般的にヘアダイと呼ばれるクリームタイプの物を指します(1液と2液を混ぜて反応させるタイプ)。
過酸化水素に反応して髪の色が染まるのですが、その薬が髪を傷ませます。
髪の毛が細くなったりチリつくような場合は、ヘアダイをやめることで髪本来のツヤやハリが戻ります。

デメリット
日本人の白髪は黄ばみが出やすい
欧米人と比べて日本人は肌の色を見てもそのようにイエローが強く出ることが多いです。
綺麗なプラチナ色にするには青や紫、ピンクといった補色カラーをのせることで黄ばみを消す必要があります。
稀にその必要のない白髪の方もいますが、私が実際に目にした中では3分の1くらいしかいません。

黄味のないプラチナ色
黒髪と比べてうねりやすくツヤが出にくい
黒い毛はご存じの通りメラニンが色素が存在しています。
白い毛にはメラニンがありませんので、もともとメラニンがあった場所は隙間が空いています。
そこが空洞化したことで白髪はは乾燥しやすく、うねりやクセが出やすくなってしまう原因となっています。
おしゃれに無関心になりやすい
白髪のご自身を鏡で見るにつれ感じてしまう
「もういい歳なんだから」と半ばあきらめのような言葉を口にする方が多いです。
白髪でも素敵におしゃれをしてる方もいるので
白髪=年寄り
という思い込みをされることが多くいることは本当に残念でなりません。
人に会いたくなくなる・外出したくなくなる
これは心のどこかに「白髪の自分を見られたくない」という思いがあるようです。
外に出なくなるということは、年齢的に脚がどんどん弱くなるということに直結します。
これをきっかけに寝たきりになった方も見受けられます。
白髪染めの効果

88歳のM子さんの場合
白髪染めしていたとき

- 実年齢より10歳くらい若見え
- 毎月エステに行ってるので自慢のツヤ肌・白肌キープ
- お昼は毎日外に出てランチ
- スイーツのお店に行くのも好き
半年ぶりにお会いしました
白髪染めをやめた後

- いつもキラキラしていたM子さんではなかった
- 帽子を目深にかぶり姿勢もうつむき加減に
- 大好きだったピンクや小花柄ではなくの茶色やグレーの服に
- 肌の乾燥していてシミも目立ち始めていた
白髪のせいばかりとはいえませんが、M子さんが私の店に通われてる間の16年以上もキラキラ輝いていたのは事実です。
はつらつさまで失いつつあるのには本当に驚きました。
92歳のT子さんの場合
今でも白髪染めをしています

- 服装にもこだわりがある
- 眉と口紅だけは欠かさない
- 背中がまるくなっていない
- 数年前に認知症との診断を受けている
「染めてカットしないとね。身だしなみだから。」
日々のこともさっき話したことも、家族の名前すらも忘れてしまうT子さんの言葉です。
今では自分一人では歩くこともできなくなりました。
ですが髪の手入れは2か月に一度、忘れたことがありません。
姿勢もいつも気にしていて年齢なんてなんのその、本当に凄い方だと身につまされます。
92歳でもおしゃれなT子さん、
こだわりと若々しさはまったく変わっていません。
どんな髪色であれ気持ちよく外出ができる
ってことがダイジだよね!
そっかぁ…白髪でもお手入れがいるならまだ染めてようかなぁ
そうだね。
アラフィフならではの髪質や頭皮に合ったカラー剤を選ぶといいよ!
え、そんなのわかんないなぁ…
大丈夫!
これから種類の解説した後に、タイプ別でチェックができるようになってるから読んでみてね!
白髪染めの種類
種類 | 成分 | 染め方 | メリット | デメリット | |
ヘアダイ | 酸化 染料 | 染料が内部に 入り込んで 反応 | ・髪全体に反応 ・均一に染まる ・カラーが豊富 | ・髪が傷む ・アレルギーが出る場合あり | |
ヘナ | 植物の 粉末 | 染料が外側に 絡みついて 定着 | ・白髪だけに定着 ・トリートメント効果有 ・カラーが限定的 | ・アレルギーが出る場合あり ・生理・妊娠中は不向き | |
マニキュア | 酸性 カラー | 染料が外側に 絡みついて 定着 頭皮には塗らない | ・白髪だけに定着 ・ツヤハリが出る ・カラーが豊富 | ・色落ちが他の染料 よりも早い |
これは私のお店で実際に使用している3種類だよ。
この他の染料を取り扱っているサロンさんもあるよ。
どれを選べばよいか
その人の目的・体質・髪質でタイプ別に分けられます。
どれにしたらいいか迷ってる方はチェックしてみてくださいね。
種類 | 合うタイプ | 合わないタイプ |
ヘアダイ | □髪全体を均一に染めたい □いろんなカラーが試したい □明るくしたいときもある □少々傷んでも大丈夫 □短時間で染めたい(約20分) | □髪のダメージがひどい □頭皮がとても弱い |
ヘナ | □黒い毛が染まらなくても構わない □色があまり選べなくてもいい □ハリとコシがほしい □アレルギーはない □放置時間40分でも構わない | □生理・妊娠中 □頭皮が弱い □アレルギー持ち □40分の放置は長すぎる |
マニキュア | □黒い毛が染まらなくても構わない □派手なカラーも選びたい □髪を痛めたくない □頭皮が弱い □ハリとツヤがほしい | □色が落ちやすいのは嫌 □地肌から数ミリ塗れないのは嫌 |
【黒い毛が染まらなくても構わない】について
ヘナとマニキュアは染料が外側に絡みついて定着する染料なので、髪の黒い色を変化させることができません。
できるのはヘアダイの染料を内部に入り込んで反応するタイプとなります。
【地肌から数ミリ塗れないのは嫌】について
マニキュアはハケなどでベタベタ頭皮に直接塗ることができません(頭皮にベッタリつくと落ちないので)。
そのため1~2㎜程度頭皮から離して毛だけを塗る方法で施術します。
だからこそ、アレルギーや頭皮にトラブルがある方でも染めることができる唯一のカラー剤とも言えます。
ひとりひとりの髪や頭皮の状態を見てカラーを決める。
アラフィフならではの髪に悩みに合ったカラー剤を選ぶことが必要になってくるんだね!
最後に

白髪でも今までと変わらずにいられる人と
白髪だからもうおばあさんでいいのだと言い聞かせてる人
がいます。
私自身この先どんな白髪になるかはわからないですが、
実年齢に見た目を合わせる必要はないし
今までの自分らしい魅せ方で白髪と付き合いたい
です。
私が完全に白髪にするならば、
定期的なカットとパーマは必ずします。
カットでパサつきやシルエットをしっかり整えて、
パーマで女性らしさと手入れのしやすさをつくるためです。
白髪でも白髪染めでも、
髪のツヤは綺麗に見せるためには必須です。
白髪染めをするならば、
髪がパサつきにくいヘナかマニキュアを選びます。
どちらかといえば、カラーの豊富なマニキュアにしてふんわりカラーをのせる程度な染め方がしたいですね。
どのみちいつか必ず髪も触れなくなりお洒落をしたくてもできなくなる日がやってきます(病気・怪我・認知・介護など)。
とりあえず自由に動けるうちくらいは、自分に手間暇かけてあげることで気つけ薬代わりにできるのではないでしょうか。
そうして髪を整えて少しメイクして背筋をしゃんと伸ばしてると、きっと病院も遠くなりますよ。
時間もお金も病院より美容にかけた方が楽しいしね!
最後までおつきあいいただきありがとうございました。
それではまた!
プロの方ならではの記事、勉強になりました🌸
グレーヘアも素敵とは思いながら、本心はメンドウだから解放されたいと思っていました。
「自分に手間暇かけてあげる」大切さ、脳と身体だけでなく、おしゃれも重要なんですね。
武部様
コメントありがとうございます!
グレーヘア、本当に素敵な方も多くいらっしゃいますよね。
どちらがいいとか悪いとかって全然なくて、鏡を見るたびにガッカリされる場合は
まだ時期がちょっと早いのかも・・・という感じでしょうか^^
コメントくださった記事はちょうど今修正中でして、
カラーリングの種類や選び方、白髪をきれいに見せる方法などを追記して
近々再投稿する予定です。
ぜひまた読んでいてだけたらと思います(^^)/