子供が手を離れたら夫とどう接したらいいかわからない
もっと夫婦で楽しくしたいけど話題がない
子育てがひと段落した夫婦によくありがちな悩みですよね。
仲良く暮らすにはちょっとしたコツがあります。互いのツボに入れば誰でもどんな夫婦でも「仲良し夫婦」に。
実際に私たち夫婦は、子どもが居たときよりも仲良くなっています。
今回は、お互いに分かち合える夢を実現して「仲良し夫婦」になった経緯をお話します。
これから高齢になるにつれて、どう夫婦の距離感をつくったらいいのか悩んでいる方はぜひ読んでみてください。
この記事を書く人

【アラフィフ美容師とその家族】
- アラフィフ夫 運送業
- フレンチブルドック 5歳♂
- フレンチブルドック 2歳♀
毎日みんな元気でいれるだけで幸せ
これを読むとわかること
- 50代が仲良し夫婦になるためのコツ
- 犬が好きなら飼ってみるのもアリな理由
- 飼うと必要になるコト
- 飼う?飼わない?後悔しない選び方
仲良し夫婦の特徴

共通の趣味がある
もともと夫婦そろって動物が大好きでした。
ホームセンターに行くと、買うものはないけど必ずペットショップに立ち寄っていました。夫婦ふたりとも、犬を見に行くだけでも楽しかったからです。
もしいつか、飼うなら「ブルドックかフレンチブルドックが可愛くていいね」と言ってはいました。
でもそのときはまだ子供がいたので、時間もお金にも余裕はないのであきらめていました。
共通の夢を実現した
子供が一人暮らしを始めたら家に空間ができました。
夫婦仲は悪くなかったですが、なんとなくポッカリと空いた感じです。
旅行もあちこち行きましたが帰って来たらまたポッカリ、毎日が同じリズム。
ある日、いつものようにホームセンターに行きました。
私たち夫婦が大好きなフレンチブルドックの子犬がお腹を広げて「ぶぅぶぅ」いいながら寝ていたんです。

運命です(みんな言うやつ笑)
…とはいえ命あるものですから、本当に世話ができるのか夫と話し合いました。
夫はびっくりするほど快諾。
いますぐにでもケージを買ってくるよ!
というくらい前のめりで賛成してくれました。
そうして1週間後、夢のフレンチブルドックを迎えました。
ポッカリしていた息子の部屋は犬の部屋になり、家の中がにぎやかになりました。
犬が仲良し夫婦にしてくれる理由

あたたかくやわらかくやさしい
動物の温もりや表情は、私たちのコリ固まった心をほぐしてくれます。
彼らに触れている間はひとときでも、イライラや不安からも解放されます。
「ひととき」が幾度もつながれば
元気がチャージされて活力に
にごりのない瞳で見つめられると心がフワリとする感覚は、純粋な動物だけがもつパワーではないでしょうか。
あの子たちの存在は間違いなく、私たちが仲良し夫婦でい続けられるに大きな原動力になっています。
明日もがんばれる。
ケンカになりにくい

犬の前では中断
夫婦間でイラっとしても目の前に犬がいるとケンカになりません。
できないと言った方がいいですね。
私たちのケンカの声のトーンは、犬たちの表情を変えます。
目で訴えたり、縮まったり、おびえたようなしぐさをします。
それを目の前にしてしまうと私たち夫婦はハッとしてケンカをやめ、ときには犬に謝りにいくくらいです。
犬の前でケンカしたのはいつのことだったか…もう思い出せません。
イライラしても拍子抜け
仕事でしんどいことやイライラすることがあっても、家に帰ったらまず犬に会います。
そうすることでまず気持ちがほぐれます。
イライラしてると言わなくていいことも言ってしまいがちですよね。
犬とふれあってから夫婦の会話をすると八つ当たりすることが激減ました。
イガイガした気持ちのまま話をすることがないからですね。
毎日の出来事を分かち合える
子供の成長を夫婦で分かちあうのに似ています。
今日○○がお手をできるようになったよ!
○○があまりフードを食べないから心配だなぁ…
夫は子育てしたときよりも積極的に世話をしています(笑)
「世話をする」ことは人間の子育てで、ある程度は通り過ぎてきていますよね。
とはいえ、子供は自分で病院に行けたり症状を訴えたりすることができますが犬はそうはいきません。
夫婦ふたりの目で見守り、変化に気づかなければ。
夫もそれを理解しているので、より弱いものに対して前のめりで世話に参加してくれている感があります。
私が留守の間に起きた小さな出来事や変化もちゃんと報告してくれます。
犬となると全然ちがうんですね(笑)
犬の世話に夫婦の協力は不可欠

子供の世話以上にやらなくてはいけないことがあり、お金も時間も労力もかかります。
夫婦が仲良く協力し合ってなければ乗り越えるのは無理かもしれません。
飼い始めたら定期的にやらなければならないことをあげてみます。
ワクチンや病気
ワクチンは1年に1回、狂犬病予防接種も1年に1回。
- ワクチン(6種)6,600円/1頭
- 狂犬病 3,500円/1頭 ※ともに我が家の場合
フィラリアのお薬 1回/月(2,000~5,000円位)
そのほか、フレンチブルドックは特に鼻ぺちゃだったり皮膚が弱いこともあり、月に一度は病院に行っています。

犬の保険
保険は入ってはいますが「機会→少 損失→大」の考えから
手術と入院に特化した保険に入っています。
通院では保険は下りないので年に1万円程度(1頭)の掛け金です。
当然それ以外の病気やケガも起こりうるので、貯金もしっかり必要ですね。
トリミング
体毛は伸びないのでカットの必要はないですが、年に2回の換毛期にはものすごい量の抜け毛があります。
仕事から帰ってきたらコロコロを5~8回くらいやらないと犬毛の上で寝ることに…
また月に一度はメンテナンスが必要です。
シャンプー、つめきり、耳の掃除、肛門腺しぼりなどしてもらいます。
フレンチブルドックの場合
◆トリミング料金(シャンプー・爪切り・耳そうじ・肛門腺しぼり含む)
5,000~5,500円位
なかなかの金額になりますよね。
当然2頭になったら倍の料金がかかるので、自宅でシャンプーとつめきりをすることに決めました。
夫がシャンプー担当、私がドライヤー&つめきり担当で手分けしています。
私に腰痛があるので、腰を曲げないで済むように専用のトリミング台を買いました。

大変ですが、月1万円節約できた分は他のことに使ってあげたいから頑張れます。
(サプリメントや歯磨きの代わりになるパウダーの購入など)
協力なしでは完結しないので、夫婦が仲良くならざるを得ないですね(笑)
フード
金額も内容も多種多様にあります。
なにが合うのかは食べさせてみないと本当にわからないです。
そこそこいいお値段で内容もこだわっているからと与えてみても、アレルギーが強くある場合には合わなかったなんてよくあります。
我が家もフードジプシーでした。
特に1頭目のコはアレルギー検査であれもこれも引っ掛かりました。

手作りのものにするべきか、もっと高額のものにするべきか、
とても食事をはいえない内容のものだけどアレルギー重視のフードにすべきか…
(それは某有名メーカーの鳥の羽がメインになってるフードでした)
夫婦で本当に頭を抱えました。
なかなか合うフードが見つからず10種類は試しましたが、ようやく今のフードに落ち着くことがホッとしています。
もちろん、またちがうアレルギーが出るかもしれません。
ですがそれは人間も一緒なので、体やしぐさを毎日注意深く見るようにしています。
イベント

誕生日は夫婦のよりも盛り上がります(笑)
かわいいモノやおそろいの服を着せて、写真や動画で喜んでいます。
年に2回、旅行にも行きます。
犬と泊まれるホテルがたくさんあって選ぶのが大変なくらいです。
50過ぎの夫婦ふたりが他愛ないことで盛り上がるってなかなか難しいですよね。
でも犬がいるおかげで、ほんのささいなことでも笑ったり喜んだり…
本当に毎日、新鮮な刺激をくれて感謝しています。
犬を飼うことが向いてる人・向いてない人

動物を飼うには好き嫌いも大切な理由ですが、それ以上に向き不向きがあります。
そのときの飼い主の状況や環境が整っていることは必須です。
思いつきで飼うことはできないですし、一旦は冷静に考えてみる必要があります。
ここでは率直に向き不向きをあげてみます。
飼うのが向いてない人
- 犬に合わせる生活リズムは厳しい
- 排泄物が苦手
- 頻繁に動物病院に連れて行くのは無理
- 家の中を汚されるのは嫌
- 犬にそんなにお金をかけられない
ひとつでも当てはまったら、まだ飼う時期ではないようです。
私たちも子供が家にいたときは③④⑤が当てはまっていましたが、今はクリアになり犬を飼う環境ができました。
いつかすべて問題なくなる日が来るかもしれないので、
その日まで焦らずに犬好きでいてください。
飼うのが向いている人
- 細やかな世話が苦ではない
- 排泄物に対して嫌悪がない
- 動物の毛がついても平気
- 生活費以外に余裕がある
実は、仕事をしていて留守にしていても犬は飼えます。
どちらかというと日中は寝ていることが多い動物だからです。
一日中起こしっぱなしのほうが疲れさせてしまうので、犬にとっても休んでいられるのはむしろ都合がいいことになります。
そして仕事から帰ってきたら、おりこうさんにしてに待っていたワンコを
思い切りなでて遊んであげましょう!
いつまでも仲良し夫婦でいるために

夫婦で協力し合える環境づくり
犬の世話でおわかりのように、夫婦ふたりで協力し合うことがどうしても重要になります。
ただ「家事を分担する」というだけでは嫌なことを押し付け合ってしまいがちですが、犬を前にしたら押し付け合うというわけにはいきません。
(それはいずれ動物虐待につながりかねませんね)
得意なことは得意な方がやるのはもちろん合理的でベストです。
ですが、片方が体調を崩したりしたときにはすべてを一人で世話をしなければならないこともあります。
夫婦が健康で元気でなければ犬も元気でいられません。
そのためお互いの体調管理や食事も大事に感じますし、お互いの身体を大切に思うようになりました。
仲良し夫婦=お互いに思いやれる夫婦
今からお互いに気をつけていけば、
心身ともに健やかな60代でいられる可能性が増えます。
当然ですが、今が楽しく過ごせてなければ将来につながっていきません。
その礎を50代でペットの力を借りてつくっていくことができると信じています。

たまたま私たち夫婦は犬でしたが、猫・うさぎ・ハムスターなどなど
夫婦が共通して本当に好きでお世話をしたい動物ならどんなコだって一緒。
感動を与えてくれるに変わりはありません。
仲良し夫婦であることはハッピーなシニアになること
に直結しています。
最後に

生き物を飼うのはリミットがあります。
「世話ができなくなる年齢がくる」という現実的なことです。
60代70代になってくると可愛いわが子を「見送ることができない」可能性がでてきます。
残していくほど苦しいことはありません。
そう考えると50代は最後のチャンスではないでしょうか。
今、50代で夫婦の間や自分自身にポッカリを感じているけど余裕のある方。
動物の力を借りて夫婦の生活のリズムを変えてみませんか?
子供がいたときよりも「仲良し夫婦」になれるかもしれませんよ。
